港区の私立幼稚園

12月で2歳10ヶ月になった息子。2歳9ヶ月を過ぎたあたりから急激に発語が増えました。ほんとある日突然、こちらの言った単語を繰り返したり口の動きを注視するようになって。とはいえコミュニケーションレベルに大きな変化はない(意思疎通は前からできるし会話ができるようになったとか二語文がペラペラ出てくるとかではない)ので定型発達の子でいうと1歳半くらいの言語レベルかなぁと。「お名前は?」「何歳ですか?」とか、まったく言えません。名前を呼んでお返事はーいは気が向いたときのみ。

早くおしゃべりできるようになってほしいな〜なるんかな〜〜まぁいつかはなるよね〜

そう、来年の4月にはもう幼稚園なのです。早い。いや毎日は長く感じるのだけど。

息子が4月生まれなら「まだ1年もあるからそれまでには成長するでしょう」と思えるものの、早生まれで発達ゆっくりめって焦るわ。とはいえあと1年も自宅育児するなんて想像するだけでしんどいので早生まれで良かったなとも思うw言葉が遅い子も集団生活始まると劇的に伸びるっていうし…!

月2回親子で通ってる児童発達支援センターでも来年以降のお話が出て、

①毎日通園(幼稚園の代わり)

②指定日通園(幼稚園併用で週2は幼稚園ではなく支援センターに通う)

③個別orグループ指導(幼稚園後に月に何回か支援センター)

というのがありますよと。まぁ③かなー!と思ってたのですが…個別面談で②を勧められました。

指定日通園は11人のクラスに4人の先生がつくので幼稚園よりかなり手厚い。1年ごとに見直しをして幼稚園のみでも問題なさそうなら支援卒業。

漠然と、息子は「普通の幼稚園に毎日通う」と思っていたのでほんの少しだけショックでした。いや悲しいとかではなく少し驚いたというか…。

発達支援センターに通うのが嫌とか「息子は発達障害じゃない!認めたくない!」みたいな気持ちはぜーんぜんない、仮に発達障害ですと診断が出ても私はフラットな気持ちで受け止められるので、指定日通園に対しては超前向きです。手厚い支援が受けられてありがたい。

そこで、ですよ。

私は幼稚園探しをして良さげな私立2つに目星をつけていたのですが、その2つはどうやら人気の園っぽく。「選び放題の園からしたら、発達支援センターに通園しますなんて手がかかりそうな子はお断りなのでは!?!?面接行く意味ある!?!?」と。調べたら“住んでる市に私立園しかないのに療育に通ってると言ったら私立全てに入園を断られた”と言ってる人もいて…

どうしようもう私立受けるのやめるッ!?とピーピー言ってたらかずくんが電話で問い合わせてくれました。笑

そうしたら2つとも「全然問題ないですよ!うちからも通ってる在園児いますよ!」との回答。ホッ。

というか都会の幼稚園選び、選択肢ありすぎて悩むね!!!!

私自身“生活圏内に幼稚園が2つしかなく家から近い方に通うのが一般常識”という田舎育ちのため困惑。

そもそも家から徒歩で通える区立園が2つあり、2つともとてもキレイで設備が充実していて先生含め園の雰囲気も良い。区立園はいま定員割れしていて申し込めば必ず入れる感じ。(数年前までは抽選だったそう)  申し込み開始が私立園の合否が出揃ってからの時期だから、じゃあ一応私立も受けてみる?みたいになります。

この辺りは子どもが多いので園バスが出てる幼稚園が多い。唯一のママ友とお茶したときに聞いたところ、幼稚園への考え方にシンパシーを感じるのに検討中の私立園がまったく異なりました。(結果から申しますと同じ園に通うことに!やったー!)

私が幼稚園選びで重視したのは「のびのび系」「給食orお弁当を出してくれる」という点のみ。笑

幼稚園受験のためにお教室に通わないといけないようなお受験ガチ園はハナから除外、なんとなく規律が厳しそうなところやマンモス園も避けました。マンモス園は親子共に自分に合う人と仲良くすればいい(合わない人との距離が取れる)などメリットは多々ありますが発達遅めの息子に先生の目が行き届くのかなとか人数が多いから孤立しやすいかもなとか、少し不安だったので。

情報集めはまず港区のホームページの幼稚園一覧から通える範囲内の園を1つずつホームページに飛んで教育方針などを確認しました。大体6月以降の夏に説明会の情報が出されます。未就園児の会などで遊びに行ける園も。(港区はプレをやってるところはほぼない)

絞っていく過程でインターエデュや個人ブログも検索。あとGoogleマップの評価も確認。(先生が大量離職したなんて不穏なことが書いてあったりする)ただ情報が古かったり特にインターエデュなんて真偽不明でほぼ5chだからね〜

当たり前だけどネット上、全然情報ない。そりゃ生活圏バレ必至だし実名あげてブログやXに書く人なんてそうそういないw

このブログは少し参考になりました。

私も実名は出さずA園、B園とします。が見る人が見ればどの園かわかるかと。参考程度にどうぞ。

両園とも「うちは保育園つまり保護者への保育サービス提供の場ではありません、幼稚園です!子どもが主体!この時期の子どもにとってどんなことが大切かを考えてます!親は全力で寄り添ってね!」という、子どもファーストな雰囲気を前面に出してました。

A園は園バスがないのですがその理由が「登園降園の時間も親子のかけがえのない思い出となるから」です。B園も「夏休みなどの長期休暇はしっかり幼稚園も休みです。家族で思い出をたくさんつくってほしいからです。友達家族と旅行とか行ってほしい」と仰っていて、フルタイム共働きの想定をまったくしておりません。まぁ幼稚園ってそういうものなのかな?特にB園は保護者が園に関わる機会がめちゃくちゃ多いで有名です。B園の未就園児の会のスタッフは卒園生のママ(ボランティア)だったりします。卒園生の!ママ!

しかし我は専業主婦&子どもは1人。園と密に関わるのはウェルカムである。

両園とも「この時期に1番大切なのは思いっきり遊ばせること」としていて、A園の説明会では「この時期は無為な時間をどれだけ過ごしたかが大事(とある歴史学者さんの言葉を引用)」と仰っていました。「無為な時間」って言葉…良いなぁ…。幼稚園時代は何かを強制的に覚えさせたりせず自由にのびのびさせたい我が家にぴったりだ!と思いました。まぁいわゆる「普通の幼稚園」を求めています。自然との触れ合いを大事にしているのはどの園も同じですね。

この2つを受けてみて、落ちたら区立でいいやと。「でいいや」と書くとなんだか区立が劣るようですが、設備が1番キレイなのは区立です。未就園児用のおもちゃなんてそのへんの有料キッズパークより充実してるんじゃないかというレベルで豪華。ビオトープみたいな人工の水辺があったり、活動内容によっては隣接小学校の校庭も使えたり、かなり整った環境。近所の区立2つのうち引っ越し後(まだまだ未定だけど方面は決まってる)も通いやすい方の説明会に行きましたが、外国人も多くてグローバリズムを感じました。(小並感)

A園は考査日の前に、B園は合否発表後に、園まつりをやっていたのでそれに行ったりもしました。どちらも保護者の方たちがみんな優しそうで素敵。(A園は周りやすい動線かつ事前にゲーム参加チケットを購入しているのでスムーズに周れた。B園は隔年開催だそうで人もかなり多く、保護者の手作りグッズや食べ物の販売も。夫婦揃って現金を忘れたので雰囲気だけ楽しんですぐ撤退w) 

たまたまですがA園の園まつり参加時、すぐ後ろにいたのがガチお受験ルックのおぼっちゃまwithお母様おばあ様でした。THE上流階級といった様相で、おばあ様も薄ピンクのツイードスーツに小ぶりのブローチをつけてらっしゃってとにかくお上品。おぼっちゃまは各ゲームを模範的な優秀さで落ち着いて楽しんでおり(息子と大違いすぎる)、極めつけは、保護者スタッフが景品の説明をしてるときに誤って飛び道具的なおもちゃをおぼっちゃまの顔に当ててしまったとき。

おぼっちゃま、微動だにしなかった…とても、落ち着いていた……

おとなしく手を繋ぎ廊下を歩いているだけでも驚愕だというのに…これが…これが仕上がった子どもなんだ…!!!(もちろんそういう個性でもあるとは思うが)

A園、園自体はのびのび系だけどお受験ガチ勢もすべり止め感覚で受ける人気園で、名門私立小への進学実績もそこそこある(園がというより親が教育熱心)らしく。比較対象がB園しかないのですが説明会も考査日も、A園の方がカッチリした親子が多くお堅い印象を受けました。お行儀の良い賢そうな子ばかり。B園は説明会や考査の終了後に園庭で談笑してる保護者(元から友達っぽい)がちらほらいて、まさに地域のご近所園という感じでわりとラフな雰囲気。

息子の面接用の服はNEXTで購入。白シャツ、白靴下(3足セット)、ネイビーハーフパンツ(スーツではなく私服でも使えるやつ)、黒ベスト(ネイビー売り切れだったw)、で5000円くらい。安いけどきちんとしたつくりです。3-4yrsサイズにしたらちょっと大きかったけどまぁいいやって感じ。

靴はこの赤いのじゃないと嫌だと言うので仕方なく…着いたらすぐ上履きに履き替えるしね。

私の面接用スーツは、9月に入ってから買おうとしたところちょうどよさげなブランドの物は結構売り切れていて焦りました。三越のガチめな勝負スーツとかじゃなくていいんです、安物の、でもそこまでペラペラに見えないネイビースーツ……と探して見つけたのがこちら。お受験界隈の定番(らしい)東京ソワール。

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安い。そしてジャケット2着ついてるの良くない!?ネットで買うのは生地感もサイズ感もわからなくて怖いなぁ…という方のために実物を送ってくれる“ご試着チケット”というのもあります。

面接どうだったかって?見る?面接直後にかずくんに送ったLINE。

A園。(普通に喋ってる、というのは子どもが親と会話できてる=ちゃんと言語発達してるという意味です)

B園。

な????わかるか????…終わった………という気持ちが。

子への面接があるわけでもなく面接時間も短いのにすんごい疲れた。メンタルが。

普通はさ、多少もじもじしちゃうとか落ち着きがないとかはあれど、まぁ普通に母子分離できて先生と遊べて、あとは縁故があるかと親の面接で決まるわけでしょ。スタートラインにすら立ててないよ、うち。これがお受験ガチ園だったらさらに子どもの優秀さと家庭での意識の高さと家柄のチェックも入るわけでしょ??それはもう、神々の戦いなんだよね。名門幼稚園受験は東京の話じゃないよ、オリンポスの話だよ。

息子もさ、多少暴れたりするだろうなぁとは思ってたけどまさか床にねそべって泣くとはね。一時保育で母子分離には慣れてるはずだしいろんな遊び場に連れていってるから、おもちゃがあれば普通に母子分離できるかなと思ってたけどまさかずっとママァー!と叫び続けるとはね。

まっ、これはショックとかはなく笑い話です。絶対何がなんでも私立に入りたい!という強い希望もないので。

ちなみに願書は、A園は記入箇所が多くワクチン接種歴まで書かされました。びっくりしたのが

【おこづかい】 与えていない・与えている (1日__回 ___円ぐらい)(使途________)

という欄があったこと。2〜3歳の未就園児におこづかいあげてる人いるの!?しかも1日○回ってなに!?あげていたとして1回以上の人いる!?そして願書でこれを聞く意味!!あれか!?園の関係者が一発でわかるよう秘密の暗号を書く欄なのか!?

B園はシンプルな紙1枚。ただ考査日に子が別室で先生と遊んでる待ち時間に家庭調査アンケートをその場で書いて提出します。何を聞かれたか忘れたけど好きな遊びとか教育方針とかそういう系だった気がする。

結果ですかぁ???落ちましたよ当然。

A園はね。

B園、合格でした…。

率直な感想「え、この幼稚園大丈夫…?」

いや、、、嬉しっ。全然期待してなかったけど合格って嬉しい!!やったー!

おそらく今年は全員に合格出してるのでは??なぜならA園と考査日が重ならないようB園の願書提出を締切20分前の遅い時間に持っていった(先着順で日時が決まる)のですが、受験票の手書き番号が定員+20〜30くらいの数字で。これはそのまま受付人数なのでは?と思いました。残り20分で大勢が押し寄せるわけもないでしょうし。第一志望の他園が決まり辞退する人も相当いることを考えると…。

B園は説明会も90分と長く(区立は30分、A園は60分)園の環境やかかる費用など丁寧に説明してくれて具体的に園の生活が想像できたのですが、この説明会を受けてここに入園しようと思うのって子どもにフルコミットできる時間的余裕のある家庭が多そうです。ママ友できたらいいな。

面接の時に児童発達支援センターに通ってることもお伝えしたら「お母さん、早くから動いててすごいわ!すぐに動く人ってなかなかいないからね〜えらいわぁ!」と褒めてくださったんですよね。何気ない言葉だけど嬉しかった。その面接官の先生が入園申し込みの時にも顔を覚えていてくれて「支援センターと連携していけたらと思ってるので、この園に通うって伝えてくださいね!情報共有とかしていきたいです!」と向こうから言っていただけて。安心感すごくて涙出ちゃいそう。

しかも唯一のママ友も、補欠合格した他園と悩んだ末にB園に決めたと連絡があり!ハッピー!!

幼稚園が決まってひと安心です。

そんなわけで、港区一般家庭の私立幼稚園の話でした。

【追記】ここまで書いておいてアレなのですが、児童発達支援センターの指定日通園は申し込みの結果利用できないとの通知が来ましたwww支援が必要ないレベルという判断なのかキャパ的な問題なのか…キャパが理由なら民間の別の支援先を見つけないとですよね……近々個別面談なのでまたお話を聞いてこようと思いまーす。

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